槍ヶ岳-穂高4日間縦走が 台風25号の接近で中止となって空いてしまった。妻とチビは4日間実家に戻ってしまうし、休日をどうしようか悩みつつ。
台風の進路やそれぞれの高度の風速風向きをしらべながら高校同級の法の仲間と茶臼岳・姥が平・朝日岳の縦走を組む。
26:30に一番高位置にある峠の茶屋駐車場に着くも160台全て満車。
第2駐車場も満車、3番目と4番目のロープウェイ用の駐車場(190台)は、31:10まで開かない。
5番目にある公営の県営大丸無料駐車場(160台)に行き、一番高位置にある駐車場に戻るのに35分(ほぼ登山道)かかる場所からのスタートに。
今回は御来光を紅葉で迎えよう。 というもの。
上がるほどに風が強くなってきて、天気も気温も悪くないのに体温が奪われていく。もともと、台風25号が温帯低気圧になって日本海側に強風を吹かすのはわかっていたのだけれど、天候が悪くないからいけるところまで行こう。という前提があった。
避難小屋まで上がる手前で着ていたゴアテックスの上にもう一枚UNICL●のウルトラライトダウンを着ての防風体制に備えた。皆御来光の後は進むのか下がるのか。周りの動向も気になったけれど、こんな強風で経験のないルートで無理はするつもりもなかった故ビバークを殆ど決めていた。御来光と共に、30名ほどが一斉に拍手☆
皆、暗いうちに登山道を上がってきたスキモノ仲間だ? 多分。
紅葉のピークが公式に案内され、TVでは台風台風と騒がれていたし、暗中登山する様な人ならば那須岳の1500m、2000m地点高度の20m超えの強風は皆調べてきていたはず。本当は姥ヶ平で紅葉狩りをしたかったのだけれども、ご来光を迎え、避難小屋周辺でわいのわいのと6時を過ぎると、9時の風速26m/s予報が28m/s予報に変わっていた。
ここが地形的に風の集まる場所なのは一眼の三脚を抑えながらご来光を撮影していた紳士に教えていただいて分かったのだけれども。これだけ風が強いと何かあっても残念なので、遊ぶだけ遊んでビバークを決定する。逆タイタニックも体験。
1720m地点。前回の両神山の時は同じ高度で雲海を突き抜けて見下ろしたけれど、今日はここが雲海の底の境目。
西側から雲が押し上げられて。 きっとフェーン現象もこんなかんじ?紅葉。ちょっと荒れて見えるけれど。
綺麗なトラバースでした。 ここは小学生以下の子を含むファミリーもたくさんすれ違いましたが、今日は大変だっただろうなぁ。
尾根に近づかないと、あの風の強さが全く想像できない地形なのです。
紅葉の季節は眺めは素敵だけれど、駐車場は午前2時から埋まっています。正午でも車だと道路が大丸温泉Pあたりから渋滞が繋がります。
縦走できなかったので姥ヶ平の紅葉を見られなかったのでどこまでをトレードオフして進むのかはまだわかりません。
次は家族で足を運んでみたい山でした。